鼻中隔彎曲症(びちゅうかくきょくわんしょう)

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鼻中隔彎曲症の特徴と症状

 
鼻中隔湾曲症とは?

鼻中隔とは鼻の左右を隔てる壁のことで鼻の手前は軟骨、奥は骨でできており、粘膜で覆われています。個人差はありますが成長とともに湾曲していきます。

 

成人では曲がっているのが当たり前で、鼻中隔がまっすぐの人はまれです。彎曲していても症状がなければ問題ありません。しかし、鼻詰まりや頭重感などの症状が出た場合は鼻中隔彎曲症と診断されます。

 

鼻中隔湾曲症の特徴

左右どちらかの鼻が詰まっていることが多く、鼻腔が狭くなるので、鼻呼吸による刺激に過敏になり、鼻出血を起こしやすいです。

 

鼻中隔が曲がっているだけでは鼻中隔湾曲症とは診断されません。湾曲が原因で鼻詰まり、頭重感などの症状があってはじめてそう診断されます。

 

 

鼻中隔湾曲症の原因は?

鼻中隔は子供の頃は、ほぼ真っ直ぐです。成長して鼻が高くなっていく過程で、鼻中隔の軟骨が急激に大きくなっていくのに対して、頭蓋骨や顔面骨はそれほど大きくなりません。そのため、骨と軟骨部分の接合部に変形をきたして湾曲するそうです。

 

鼻中隔彎曲症の症状
  • 鼻閉
  • 頭重感
  • 集中力の低下
  • 注意力の散漫
  • いびき
  • 嗅覚障害
 

鼻中隔彎曲症の手術

 
鼻中隔矯正手術

鼻中隔矯正手術は、蓄膿症(慢性副鼻腔炎)の手術のしやすく、効果を高めるためにおこなわれます。

 

鼻腔内を切開し、彎曲している軟骨と骨を取り除き、鼻中隔を矯正していきます。同時に腫れた粘膜を切る鼻甲介切除術もおこないます。

 

鼻甲介切除を行なう理由は、鼻中隔が彎曲している側の鼻腔は狭いですが、反対側は逆に広くなっています。人間の体は不思議なものでバランスをよくするために、広くなった側の鼻甲介を腫らして狭くしようと働きます。

 

なので、鼻甲介をそのままで鼻中隔だけまっすぐにしてしまうと、腫れた側の鼻腔はますます狭くなってしまうことから鼻甲介切除がおこなわれるそうです。

 
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