鼻茸(鼻ポリープ)とは?

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鼻茸(鼻ポリープ)

 
鼻茸(鼻ポリープ)とは?

鼻の中にできる腫瘍(ポリープ)のことです。鼻の中の粘膜がキノコ状に水ぶくれになったもので、1つだけできることもあれば、鼻の中を埋め尽くすほどできる場合があります。

 

鼻の穴付近まででてきて、目視で見えるほどの重い症状もあります。大腸や胃などのポリープと違い、悪性腫瘍(がん)になることはありません。

 

鼻茸による症状

徐々に大きくなると、空気の通り道を塞いで鼻呼吸が困難になります。左右交互に詰まるのが特徴です。また、粘り気のある膿性鼻漏(黄色い鼻水)がでます。ほとんどの場合、蓄膿症を合併しているので、その症状とされます。

 

鼻茸が「嗅裂」と呼ばれる部位にできてしまうと、においを感じることができなくなります。

 

 

鼻茸ができる原因は?

細菌やアレルギーの原因物質によって鼻腔内粘膜が刺激され、粘膜が腫れます。粘膜の炎症や腫れが治らないで慢性化すると、その一部から白いキノコ状のポリープが発生します。

 

切除した鼻茸からアレルギーでみられるIgE抗体、好酸球や好中球が確認できたことから、アレルギー反応で生じるという考え方もあり、明確な原因は未だに解明されていません。

 

しかし、蓄膿症(慢性副鼻腔炎)のかたの90%に鼻茸が確認されており、鼻茸の除去は蓄膿症治療にとって必要不可欠です。

 

仮に鼻茸を切除しても、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎を治療しなければいずれ再発します。根本的に鼻茸を治療するには、これら疾患と共に治療しなければならないということです。

 
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