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副鼻腔炎(蓄膿症) 気道疾患治療薬

 

一般的に、副鼻腔炎(蓄膿症)や気管支炎などの呼吸器疾患に対する抗菌薬以外の治療薬として、副鼻腔炎の適応症がある薬剤は大きく3つに分かれます。

 

気道粘液溶解薬

薬類 薬剤名

システイン系薬
メチルシステイン
エチルシステイン

ゼオチン・ペクタイト・チスタニン

タンパク質分解酵素
プロナーゼ
セラペプターゼ

エンピナース・ダーゼン

多糖体分解酵素
リゾチーム

ノイチーム・レフトーゼ・アクディーム

 

気道粘液修復薬

薬類 薬剤名
カルボシステイン ムコダイン

 

気道潤滑薬

薬類 薬剤名
アンブロキソール ムコソルバン

 

この中で処方箋が多いカルボシステインの主な薬理作用は、気道粘液構成成分を調整し粘液の粘度を低下させる作用と、綿毛の短縮・消失の抑制、粘液貯留、粘膜肥厚の抑制により気道粘膜の正常化を図る作用が認められています。

 

また、ヒト気道上皮細胞でヒトインフルエンザウイルス受容体の発現を低下させることで、細胞表面のウイルス吸着を抑制し、ウイルスの細胞内侵入を抑制するともいいわれています。

 

一方の塩化リゾチームは多糖体分解酵素であり、抗菌・抗ウイルス作用、抗菌薬の効果増強作用、粘・膿液分解作用、浮腫・腫脹の抑制作用、抗炎症作用、止血作用などの薬理作用が確認されています。

 

ただし、卵白から抽出された酵素のため、卵白アレルギーのある方には禁忌とされています。

 

 

漢方薬では葛根湯加川きゅう辛夷、荊芥連翹湯、辛夷清肺湯が多く使用されていますが、臨床的有用性については明確なエビデンスはないとされています。

 

 

カルボシステインに代表される気道粘液修復薬、システイン系の気道粘膜溶解薬、アンブロキソール塩酸塩に代表される気道潤滑薬、タンパク質分解酵素、多糖体分解酵素などは、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)や気管支炎などの呼吸器疾患における去痰や消炎を目的として広く使用されている薬剤です。

 

急性副鼻腔炎の際は保険適応がありませんが、慢性の場合は単独でも治療薬として効果が期待できます。

 
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