なた豆で副鼻腔炎の改善

なた豆が副鼻腔炎(蓄膿症)にどうして効く?

 
なた豆に含まれる「アミノ酸」が副鼻腔炎の原因に働く

副鼻腔炎 なた豆茶

なた豆に含まれているアミノ酸の一種「カナバニン」には、炎症を鎮めて排膿を促す作用、「コンカナバリンA」にはアレルギーの症状を緩和する作用が認められており、副鼻腔炎の改善にとても適しているそうです。

 

そのなた豆の成分を簡単に摂取する方法としておすすめなのが「なた豆茶」です。

 

アレルギーと副鼻腔炎とは関係ないと思われるかもしれませんが、副鼻腔炎は風邪やアレルギーによる鼻炎症状から続いて発症することが多いそうです。花粉シーズンに副鼻腔炎の方が増えるのはこういう理由なんですね。

 

なた豆の特徴と成分・効果

 
なた豆ってなに?

副鼻腔炎 なた豆茶

なた豆はマメ科の一年草です。マメ科の中では最大級の植物で、高さは5メートル以上、サヤも40~60cmまで成長します。

 

ユニークな形をしており、童話「ジャックと豆の木」のモデルになった植物です。また、篤姫(大河ドラマ)で旅の無事を祈る選別として送られていました。

 

原産は熱帯アジアもしくは熱帯アフリカで、日本には江戸時代初頭に清から伝わり、特に薩摩では栽培が盛んに行われていたそうです。

 

現在流通しているなた豆は、国産以外では、ラテンアメリカや中華人民共和国からが多くを占めています。なた豆の効果・効能は幅広いため、昔から丹波(近畿)では、膿やできものが溜まった際に民間薬として、またその成分より滋養強壮薬として用いられていました。

 

なた豆に含まれる成分と効能

なた豆に含まれる成分 効果・効能
亜鉛 酵素活性化
アミラーゼ 整腸作用
ウアレーゼ デトックス作用
カナバニン 抗炎症作用・排膿促進作用
カリウム 細胞や血液の調整
カルシウム アレルギー反応の抑制
コンカナバリンA 免疫の向上・改善作用・腎機能回復
サポニン 脂肪吸収の抑制
食物繊維 便秘解消効果・コレステロール抑制・動脈硬化予防、高血圧予防
免疫力向上・疲労回復・血色改善
ポリフェノール 活性酸素の除去・アンチエイジング効果
トリプシンインヒビター 糖尿病予防

 

なたまめ茶の作り方

 
手っ取り早く飲む場合

マグカップなどに1袋入れて、お湯を注いで1分ほど置いてから飲みます。管理人はパックは取り出さずに飲み終えたら、またお湯を注いで飲んでます。

 

1袋で3~4杯はおいしく飲めました。

 

 

じっくり煮出す

副鼻腔炎 なた豆茶

ヤカンや鍋で煮出す場合は、お湯600~800ccを沸騰させてからティーパックを2袋入れて、その後は弱火で5~10分ぐらい煮出します。

 

家族みんなで飲む場合はこうしてます。
作りおきもできますしね。

 

冷やして飲みたい場合

副鼻腔炎 なた豆茶

冷やして飲む場合は、ヤカンなどで600~800ccを沸騰させてから2、3袋入れ、弱火で5~10分煮だした後、容器に移して冷蔵庫で冷やしてから飲みましょう。

 

 

 

 

なたまめ茶 Q&A

 
Q.1 なたまめ茶は1日どれくらい飲めばいいですか?

1日当たりの量は決まっていませんが、たくさん飲めばいいもでもありません。管理人は500mlほど飲んでいます。また、飲む時間帯も気にする必要はないようです。

 

Q.2 なた豆には「赤なた豆」と「白なた豆」があるそうですが、違いはなんですか?

効果において明確な違いはありません。一部で「赤なた豆のほうが効果がある」と書いてありますが、根拠となるデータが提示されてません。

 

また、どちらが原生種に近いのか?も明かされていませんが、抗炎症と排膿作用がある「カナバニン」はどちらにも含まれています。

 

Q.3 副作用はないのですか?

なた豆にはわずかですが毒性があり、下痢や中毒症状を起こす危険性があります。ですが自分で育てたなた豆を煎じて飲んだりしない限り大丈夫です。

 

体質によって下痢などの症状を起こす場合も少なからずあるでしょうが、販売メーカーの製造工程において、しっかりと焙煎し、毒抜きをしてから加工されているため、副作用が生じる可能性は極めて少ないでしょう。

 
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