副鼻腔炎 ドクダミ
蓄膿症にはドクダミが効く
家の周りの日陰に咲いているドクダミには高い排膿効果があり、昔から蓄膿症の民間薬とされてきました。
事実、ドクダミは「センブリ」「ゲンノショウコ」と並び【日本三大民間薬】と呼ばれる万能な薬草なんです。
開花期のドクダミが一番効く
白い花を咲かせる時期(日本では7月半ばぐらい)のドクダミの薬用効果が高く、この時期の葉を乾燥させたものは十薬と呼ばれ、生薬として扱われています。
ドクダミの薬理作用
- 利尿効果
- 化膿性はれもの
- 湿疹
- 水虫
- 下痢・便秘
- 動脈硬化の予防
- 肌荒れ
- 蓄膿症(慢性副鼻腔炎)
ドクダミ療法
水洗いをしたドクダミの葉3~4枚を、少量の塩で汁が出るぐらいもみます。やわらかくなったらドクダミの葉を棒状にぐるぐる巻いて、症状がある側の鼻に差し込みます。
2~30分放置してから鼻をかむと、溜まっていた膿と鼻水が出てきます。同じように反対側も行いましょう。また、就寝時に丸めたドクダミの葉を鼻に詰めると、翌朝大量に膿が出てきます。鼻うがいと併用して行うと効果的です。
ドクダミ茶
直接鼻にドクダミの葉を入れるのに抵抗がある方には、ドクダミ茶がいいでしょう。
作り方は、白い花を咲かせる時期に摘み取り、葉っぱに付いている泥や汚れを落とし、写真のように束ねて風通しの良い所に干します。
乾燥した葉を重ねて3㎝ほどに切って、お茶を保存する缶に乾燥剤とともに入れて保存します。
切ったドクダミは麦茶などで使われるパック袋に詰めて土瓶に入れます。水を入れて火をかけ、沸騰したら火を弱めて15~20分程煮出します。ドクダミの量は好みで調節しましょう。
近所にドクダミが咲いてなかったり、ドクダミのシーズンじゃない場合はこちらをどうぞ。