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鼻はどういった働きをしているのか?

 

鼻(鼻腔)・副鼻腔は、呼吸器系の門戸として生体にとって必要不可欠な部位です。

主な機能

  • 吸気の温度・湿度調整
  • 粘膜綿毛機能や反射神経による異物の排泄・除去
  • 局所の粘膜免疫による生体防御
  • 嗅覚

 

鼻腔は鼻前庭、鼻中隔、鼻腔側壁で形成されており、上、中、下の三つの鼻甲介が突出し、左右の鼻中隔で分けられています。各鼻甲介の隙間は上からそれぞれ上鼻道、中鼻道、下鼻道と呼ばれており、空気の通り道となっています。

 

3つの鼻の機能

 
加温・加湿作用

鼻腔は吸気の入り口として加温、加湿の役割を担っています。
安静吸気時に23℃、相対湿度45%の外気でも-10℃、相対湿度50%の大気環境下でも、肺胞のガス交換に必須な37℃かつ比湿100%の状態を作り出すことができます。なお口呼吸の場合は鼻で吸うのに比べて加湿効果は半減するそうです。

 

粘膜下固有層には豊富な鼻腺の分布が見られます。杯細胞や綿細胞からは粘液が絶え間なく生産され、粘膜は鼻粘膜上皮の表面を覆っており、鼻腔の加湿作用だけでなく粘膜綿毛機能にとっても重要な役割を果たしています。

 

 

防御機能

鼻腔には様々な病原微生物やアレルゲンの侵入口であり、これらの外来刺激から守るために主に2つの防御機能が備わっています。

 

1つ目は粘液綿毛機能による異物排除です。鼻腔に付着した種々の粒子は、粘液とともに鼻腔の綿毛運動により鼻咽腔に向かって運ばれ、消化管に排泄されます。

 

2つ目は鼻粘膜局所で生産される分泌型IgAを中心とする特異的生体防御機能です。鼻分泌液中にはこの分泌型IgAが多量に含まれており、その濃度は血清型IgA、IgG、IgMと比較してはるかに高く、中和作用や凝集作用によって細菌などが上皮表面に付着するのを防いでいます。

 

他にも異物、冷気、刺激物質などによる鼻粘膜への作用は、鼻粘膜の三叉神経の知覚週末と呼ばれる部位を刺激して、くしゃみ、鼻汁、鼻粘膜腫脹、声門閉鎖をひき起こし、下気道への異物侵入を防ぐ防御反射としての働きがあります。

 

 

嗅覚

鼻の働きと役割

鼻の最も重要な役割の一つに嗅覚があります。
においを感じる過程は、におい分子が受容タンパク質に結合することによって開始され、そこでの情報が嗅細胞で電気シグナルに変換された後、嗅糸を通じて第1次嗅覚中枢である嗅球に送られます。

 

その後、第2次嗅覚野と呼ばれる嗅皮質へと送られ、脳内で嗅覚情報処理が行われます。

 

嗅覚は危険回避、情動、生殖行動に深く関係する感覚であり、私達にとって必要不可欠な感覚の1つであると言えます。

 

副鼻腔炎はその嗅覚の機能を著しく低下させる疾患です。放置せずに治しましょう。

 
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