副鼻腔炎 頭重・頭痛・顔面痛

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副鼻腔炎による頭痛・顔面痛の特徴と原因

 

副鼻腔炎頭痛の特徴

頭部の広範囲に症状がでます

代表的な部分は目の奥、眉間、こめかみ(おでこ)、頬部(上奥歯付近)です。また三叉神経の関連痛で頭の全体的な疼痛や後頭部痛などが出ることもあり、痛みを感じる部分は広範囲です。頭が重たく「ぼ~っ」とする「頭重感」と呼ばれる症状もあります。

副鼻腔炎 頭痛・顔面痛・頭重感

 

激しく痛む場合も・・

急性副鼻腔炎に多い症状ですが、目も開けられず、その場にうずくまる程痛む場合もあります。慢性の副鼻腔炎(蓄膿症)の方も風邪やアレルギーで症状が悪化した場合に生じることがあります。

 

副鼻腔炎頭痛の原因は?

副鼻腔の換気障害です

副鼻腔は鼻を中心に広範囲で広がっている空洞です。空気の通り道である鼻腔が炎症を起こし腫れることで、副鼻腔に空気がいきわたらず換気障害を起こします。

 

この換気障害によって副鼻腔内部が陰圧となり、三叉神経の刺激症状が発生し頭痛や顔面痛をひき起こします。

 

副鼻腔炎 頭痛・顔面痛・頭重感

アレルギー性鼻炎から副鼻腔炎に?

現代の副鼻腔炎はアレルギー性鼻炎から生じるケースが多く、アレルギー症状を抑えることが頭痛や副鼻腔炎の改善、予防につながります。

 

アレルギー性副鼻腔炎の詳細ページへ

 

注意すること

鼻を強引にすすらず、かまない

鼻が詰まっている状態で強引にすすったり、かんだりすると鼻の内外部の気圧が変化します。今ある頭痛や顔面痛がさらに悪化する場合もあるので注意しましょう。

 

飛行機に乗る場合

飛行機の離着陸時などの「気圧の変化」によって、頭痛や顔面痛が生じるケースも多く、副鼻腔炎の方は飛行機に乗る場合は注意が必要です。

飛行機に乗る場合の注意点

 

以下の頭痛症状は副鼻腔炎を疑いましょう

副鼻腔炎頭痛

  • 頭を下げる(下を向く)と痛みが出る
  • 眉間や頬を軽く叩くと響くように痛む
  • 頭痛が長く続く
  • 飛行機の着陸時に頭痛が起きる
  • うずくまってしまう程の顔面痛、圧迫痛がある
 

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頭痛・顔面痛の対処法

 
温湿布

激しく痛む場合の緊急の対処法です。熱いお湯でしぼった43~44度温度のおしぼりやタオルで鼻の両側を抑えます。冷めたら効果がないので、こまめに交換しましょう。

 

鎮痛効果のあるツボ

一人でも簡単に行える頭痛や顔面痛の痛みを緩和に期待できるツボを紹介してます。

 

副鼻腔炎を根本から

頭痛を引き起こす副鼻腔炎の原因に直接働く「なたまめ茶」の詳細ページへ

 

 

副鼻腔炎の部位一覧

 
多くは上顎洞と篩骨洞の炎症

副鼻腔の図

副鼻腔炎の原因洞の多くを占めるのは、上顎洞と篩骨洞です。

 

残りの前頭洞や蝶形骨洞は少なく、特に蝶形骨洞の副鼻腔炎は稀で、全体の3%未満と言われています。

 

 

 

頬(ほっぺ)や上奥歯の痛み:上顎洞

上顎洞(じょうがくどう)に炎症が起きると、頬や隣接している上奥歯が痛みます。歯が痛むので、むし歯と勘違いする場合があります。反対にむし歯が原因で起こる副鼻腔炎もあります。

 

目と目の間や鼻の根元の痛み:篩骨洞

篩骨洞(しこつどう)は目と鼻筋の間に位置します。他の副鼻腔はこの篩骨洞に隣接しており、排液も篩骨洞を通じて行われます。

 

額(おでこ)や目の上の痛み:前頭洞

前頭洞(ぜんとうどう)に炎症が起きると、群発頭痛に似た激しい痛みを引き起こします。
しかし膿がたまりにくい構造のため、比較的に早く治ります。

 

頭重感、前頭部や側頭部の痛み、頭頂部や眼球後部の痛み:蝶形骨洞

炎症が蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)に起きている場合は、しばしば強い頭痛を起こします。まれに群発頭痛のような痛みがある。放っておくと外眼筋麻痺や視力障害を起こす場合があります。

 

頭痛が治ったからといってそのまま放置せず、一度耳鼻科や病院で診てもらいましょう。

 
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